カーエアコン、こんなに汚れてる！？？｜山口市のカーエアコン洗浄ならご相談ください

カーエアコンはどのような仕組みで冷えているのでしょうか？

カーエアコンには大きく分けて２つの空気の流れがあります。１つは車内に放出される冷やされた空気の流れ。もうひとつは、空気を冷やすためのガスの流れ。エアコンガスという言葉を耳にされたことがある方は多いと思いますが、このエアコンガスがカーエアコンで冷気を作る働きをしています。

まずは車内の空気の流れを見ていきましょう。吸気された空気はブロアファンによってエアコンフィルターでホコリ等のごみが取り除かれ、エバポレーターを通過し車内に放出されます。（画像内番号1⃣→2⃣→3⃣）吸気された空気はエバポレーターで熱交換が行われ冷やされているのです。

では、もうひとつの流れ、エアコンガスを見ていきましょう。エアコンガスはコンプレッサーで圧縮、コンデンサーで冷やされ液体となります。その液体をエキスパンションバルブで霧状で噴射することによって10度以下まで一気に温度が下がります。エキスパンションバルブから噴射されたエアコンガスはエバポレーターに送られます。エバポレーターの内部は空洞になっており、冷やされたエアコンガスが内部を通過することによってエバポレーター自体を冷やします。その後、再びコンプレッサーで圧縮されます。（画像内番号4⃣→5⃣→6⃣→7⃣→3⃣→4⃣）

夏の暑い日に氷水を入れたグラスを思い浮かべてみてください。グラスは結露し、テーブルには水たまりができますよね？車でもこれと同じ現象が起きています。

氷水の入ったグラス＝エバポレーター

とします。エバポレーターを通過する空気から熱を奪った際にエバポレーターは結露してしまいます。車の下から垂れてくる水はエバポレーターが結露することによって発生した水だったのです。この水分が完全に乾燥すればいいのですが、エバポレーターはダッシュボードの奥深くにあるため、エンジン停止後は空気の流れがなく高温多湿状態になってしまいます。ここでカビが発生してしまうのです。多くの場合、このカビがカーエアコンのニオイの原因の為、エアコンフィルターの交換のみではこのニオイを取り除くことができません。